先月末、事件が発生しました。
腎臓病でケアが必要な猫さんが、
家出・・・
ペットの行方不明には、
迷子と家出があります。
1冊目の本
『その子はあなたに出会うためにやってきた。』
をお持ちの方は、
196ページをお読みになってください。
家出のコが帰って来る
5つの条件を記しています。
今回のケースは、明らかに家出。
その猫さんを感じましたら
氷のツララがイメージできました。
四角四面のお部屋が、
氷のツララだらけ。
氷のツララが意味しているのは、
飼い主さんの圧。
「〇〇しなければ、
××になっちゃう!!」
マジメで、一生懸命で
お勉強熱心な飼い主さんに
わりとよくあるパターンです。
これについては、
2冊目著書
『うちのコを幸せにするたった一つの約束』
92ページ
「治そうとすればするほど治らない」
が参考になると思います。
わたしも、放っておけないタチなので、
どちらかと言うと、
今回のケースの飼い主さんタイプです。
だから、飼い主さんのお気持ちも
痛いほどよくわかります。
だけれどね、
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
これもニュートラルポイントからは、
はずれるのです。
ケアを一生懸命なあまり、
それが偏りになるのですよね。
家出の直接的な原因は、
このことだったようです。
そこで、猫さんに伝えてみました。
「アナタが居なくなって、
ママは生きた心地がしないと思うよ。
毎日、心配で夜も眠れないと思う」
すると、猫さんから
返ってきた言葉は、
「ボクだって同じだよ!」
あぁぁぁ…
だよね…
ツララが突き刺さり
そうなんだものね。
そこで、気を取り直して
伝えました。
「アナタが嫌がってること、
ママにも伝えたし、
ママも改善してくれると思うから」
フツーはね、
ここで、猫さんから
歩み寄ってくれるのです。
飼い主さんが
「心を入れ替える!」
とおっしゃるくらいの
覚悟を決められて、
猫さんもそれに同意をしてくれたら、
その日の夜か翌日の夕方くらいには、
戻って来てくれるのです。
わたしのお役目は
ここで御免! となるのです。
が!
今回は、そうやすやすとは
交渉が進みませんでした。
なかなか同意をしてくれないのです。
「うん」
とか、
「わかったよ」
とか、
言ってもらえない。
なかなか飼い主さんに
手厳しい猫さんでした。
それもそのはず、
この猫さんは、
ただの猫じゃありませんから。
今回も、コミュニケーション中に
猫さんから、でっかいナニカが
お出ましになられました。
うちの小雪もそうでした。
毛皮の中に、ナニカが
棲みついてるのです。
イメージはね、
「アラジンと魔法のランプ」
に登場するランプの精
ジーニー。
青くはないケド(笑)
ジーニーが、魔法のランプから出て来て
足がないように、
猫さんの中から、猫の精(?)が
出てくるのです。
そして、言うのです。
「いいかげんになさい。
いつまで外に目を向けておるのかな」
これを飼い主さんに伝えなさいと。
たまにいるのです。
ソウルペットを通り越して、
神憑ってるコが。
厳しさ100倍なんです。
神様だから。
できれば、中身は見たくない(^^;)
でも、出てきちゃったから
仕方ないですよね…
ここまで時間にして
30分くらいでしょうか。
こんな展開になると、
中身の方の伝言を飼い主さんが
腑に落としてくださらないと、
猫さんのご帰宅は叶いません。
結局、ここから2時間、
セッションは続きました。
状況から、ご帰宅が叶う
脈は感じるものの、
飼い主さんの向き合い方次第。
猫さんから出てきた神さまの
メッセージを手掛かりに
飼い主さん自身のセッションとなりました。
飼い主さんが手にされた気づきと
それを行動に起こしていくことがカギです。
相手は、もはや猫ではなく
神様。
心の奥まで見透かされてますから、
口先の言葉だけでは、
太刀打ちできません。
見るべきは、己の姿。
聞くべきは、己の声。
1ミリのブレも、
1点の曇りも
許されないような空気感。
これまで、
捕獲器ではなく、
猫さん自らが抱っこされに
戻って来るという形で、
ご帰宅率100%を保ってきましたが、
さすがに、今回ばかりは、
無理かもしれないとも思いました。
ご帰宅の脈は感じても
いつものような確信がなかったから。
だからこそ、
飼い主さんだけでなく、
関わるわたしも、
ニュートラルポイントに
居続ける必要性を感じました。
あぁ・・・
わたしまで、お試しされてるわ~
そう思いました。
こんな状況で、
「お願い! 帰って来て!」
と願うことは、
エネルギーの観点からは、逆効果。
「今夜は冷えるのに、
どうしてるのかな?」
と、ふと頭によぎる度に、
ニュートラル
ニュートラル
ニュートラル
こうした修行の7日目に
お猫さまがご帰宅になられました。
他の方やそのペットちゃんのお役に立てるのでしたら
どうぞお使いくださいませ。
今後の迷子猫さんのお役に立てたら幸いです。
りこさんから学ばせていただいて
本当に良かったと思っています。
これもマロが丈夫な子じゃなかったからですね。
これからも学ばせていただきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
このように掲載許可を
いただきましたので、
以下にご感想をシェアしますね。
りこさん
先日は急なセッションの依頼を
お受けいただきありがとうございました。
マロと公園で散歩しようと地面に下ろしたら、
暴れてリードが抜け逃げ出してしまい、
名前を呼んだら戻って来てくれる
という気持ちとは反対に、姿を隠しました。
それから毎日その公園に行きましたが、
遠くから姿を見たり、
近所の方があそこにいたよって教えて貰ったり、、、
家に帰ってくるには程遠く感じました。
私はセルフラブメソッドや
他のメソッドを習っていましたので、
自分の振り返りをしましたが、
マロの様子は変わりませんでした。
仕事や日常生活で、急に不安や悲しさ、
後悔などが込み上げ、涙が溢れる時もありました。
それは、もうマロは帰ってこないかもしれない、
重い腎臓病を患っているので、
体がもたないかもしれない不安でした。
そのような中、りこさんにセッションを
お引き受けいただけることになりました。
マロと話していただき、
マロが苦痛に思っていたことに心当たりがあり、
それで自分を責めていました。
りこさんは、自分で振り返ったけど
止まってしまったことを
優しく説明してくださいました。
やっと腑に落ちることが出来ました。
それは、今まで私が生きてきた中で、
至る所で出ていた癖でした。
マロは帰ってくる脈があると
お聞きした時に本当にホッとしました。
それから、マロは姿を良く見せるようになり、
いなくなって1週間後に
自分から近寄って来てくれ、
抱き上げることが出来ました。
りこさんは、悲嘆にくれる私に、
全て前向きな明るい言葉を
かけてくださいましたので、
マロを待っている間も
何とか気持ちを保つことが出来ました。
今は家でスヤスヤと寝ています。
マロとした約束通りに、
私が必要と思った時にマロに話して、
皮下点滴をしました。
また、自分の内面のワークも続けています。
この件がなかったとしたら、
私は不貞腐れてダメになっていたことでしょう。
勇気ある行動をしたマロと、
マロの言うことを気付かせてくれた
りこさんに、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
人は、大切にしているものを
失いそうになったとき、
あるいは、失ったとき、
人生が大きく変わります。
神さまは残酷なまでに
厳しいです。
この厳しさを、しっかりと受け止め、
自分の糧に変えて、魂を肥やしていく。
ペットさんは、そのために
来てくれてますからね。
ペットさんの言い分を
アニマルコミュニケーションで聞き、
聞いたメッセージを足掛かりに、
飼い主さんの魂磨きを
セルフラブメソッドで行う。
アニマルコミュニケーション
×
セルフラブメソッド
=
ソウルペットセラピー
ということで、
「ペットと人の幸せ研究所」
と命名した根拠も、
こんなところにあります。
ペットさんだけでなく、
飼い主さんだけでもない。
動物も人も両方を
バランスよく扱えるセラピストを
養成しています。
きっと、アニマルコミュニケーションだけでは、
ご帰宅が叶わないケースも、
ソウルペットセラピーでやってみると、
ご帰宅率は、ググっと
アップすると思います。
もちろん、飼い主さんの
お心次第ではありますが。
慣れないお外で、
大きな仕事を終えて、
再び、お家でまったりできる猫さんは、
どれだけ飼い主さんのことを
誇らしく思っていることでしょう。
マロさん、おつかれさま!