それでも、アナタを愛するよ

今日は、ちょっと悲しい境遇のワンちゃんの

お話しが耳に入ってきました。

噛み癖があり、保護されたものの、

行き場がなくて転々としているコを

引き取ろうか、どうしようか・・・

今も、保護犬さんが複数頭いるご家庭ですから、

そのコを引き取ることでの、

他のコへの影響が、最も懸念されるとのこと。

引き受けたい気持ちと、

その後のことを不安に思う気持ちと、

拮抗するのは当然のことですよね。

でもね、私たちには

アニマルコミュニケーションという

最強ツールがあるのです。

そのコと直接、心を通わせることができる。

これは、一般の人が出来ないことであり、

そのコが心を開いてくれる大きな可能性を

秘めているツールです。

6年間、閉鎖的な空間に

閉じ込められていたそうです。

人間不信でもあるでしょう。

どうやら、精神的にも不具合を

起こしているようです。

それが、不適切な環境によるものか、

先天的な脳機能障害によるものかは、

わかりません。

だけれど、これまでの生育環境を鑑みると

前者である可能性が大きいと思います。

だったら、まずはこうするといいよ

というアドバイスをいくつか

させていただきました。

まずは、身体のケアをしっかりしてやることです。

寄生虫がいるかもしれないですし、

感染症にかかっているかもしれません。

体調がすぐれないのであれば、

ご機嫌になれないのは、

私たち人間と同じですよね?

環境がよろしくなければ、

大きな病気がなくても、

体内に異物が蓄積されていることは、

ほぼ間違いでしょう。

ペットホームケア講座でお教えしている

5つのホームケアを徹底して

やっていただく必要があります。

やれることからでいいですから

コツコツやって、長年の蓄積を

解消してやりましょう。

身体そのものが楽になるだけで、

お目目が丸々して、ご機嫌で

かわゆくなるコもいますからね。

こうした身体のケアと並行して

心のケアもしていきましょう。

いくつかのご家庭を転々とし

「咬みつき犬」のレッテルを貼られていますから、

心はささくれていると想像できます。

それでも、そのコをそのまま受け容れ

愛することを心がけ、

それを言葉にして伝え続けます。

これまで、たいへんな思いをしてきたこと、

その苦労をねぎらってやってください。

すぐには、心を開くことはなくても、

粘って粘って粘ります。

「人間の身勝手な振る舞いで、

アナタは、とってもイヤな思いをしてきたのよね?

「咬みつき犬」って、言われて悲しかったよね?

誰も、アナタの本当の気持ちを

分かろうとしなかったよね?

ごめんね。

りこちゃん、人間代表で、アナタに謝るね。

許してね。

わたしは、アナタが、どれだけイヤな思いをして

我慢してきたのか、理解したいと思ってるよ。

そしてね、これから新しく

アナタのお世話をしてくれる人が

今、アナタと一緒に居る人よ。

その人も、アナタが、どんなコであろうが、

どんな振る舞いをしようが、

今のアナタを、そのまま愛してくれる人よ。

これだけは、信じて!

その人は、アナタのことを

「咬みつき犬」だなんて呼ばないから。

どんなアナタであっても丸ごと愛するから。

これまで、本当に、すごく

イヤな思いをしてきたと思う。

だからね、これからは、アナタが

とっても楽しくなる時間を

一緒につくろうと思うけど、どう?

アナタが何を楽しく思うのか、

一緒に探そうと思うけど、どう?

いろんなことを、一緒にやってみない?」

実際に、そのコとアニマルコミュニケーションを

してみないと分からないですが、

わたしだったら、こんなお話をするかな~

ポイントは、『そのコを丸ごと愛する』です。

何年も、過酷な環境で虐げられていたコでも、

愛の対話で、翌日から別犬に

変わったこともありました。

すっかり咬みつきが収まっただけでなく、

最良の相棒となったこともありました。

辛かった時間があったからこそ、

一旦、心を開いたら、心底、信頼を示すのが

ワンコの素晴らしいところです。

彼らのピュアさに心を打たれるシーンに

幾度となく出逢ってきました。

彼らは無償の愛の塊です。

条件付きでしか愛せない人間に

警鐘を鳴らしに来ているのです。

「咬みつき犬」じゃなくて

「神付き犬」です。

ペットは、天に遣わされた存在ですよ。

神社に行かなくても

神さまは、足元にいますから。

◆アニマルコミュニケーション・プレセミナー
7月5日(金) 10:00-13:00
8月4日(日) 10:00-13:00
https://pet-human-happy-labolatory.com/animal-communication-pre-seminar/