今朝は、緊急のアニマルコミュニケーションのご依頼が入りました。
猫さんが、10日前から、ご帰宅されないとのこと。
こういったケースは、家を出てから3日間が勝負です。
でも、もうずいぶんと日が経ってしまっています。
目撃情報もない中、
飼い主さんは毎日探し歩いているそうですが、
歩きながら、ピンときたとのこと。
「きっと、こういうことじゃないんだろうな…」
と。
カンがいいですよね。
「きっと、戻らない理由があるに違いない」
と、思ったのだそうです。
そこで、アニマルコミュニケーションの
ご依頼をいただいた次第です。
朝から、慌てて猫さんのお写真をいただき、
印刷をし・・・。
こんな作業をしながら、そのコの意識につながると
「なんだオマエ!
アイツ(飼い主さん)の回し者か!?
帰らないからな!
冒険が好きなんだ!」
ですって!
オンナノコなのに、
まるでオトコノコのような口調。
しかも、すごくやさぐれてて
反抗心ムキムキ!
ひゃ~ これは、なにに、
こんなにムカついてるんでしょ?
これは、ただ事ではないと感じました。
「冒険が好き!」というお言葉は、
そのコの雰囲気にピッタリ。
すごく活発で、好奇心旺盛なコと
お写真から拝察いたしました。
それにしても、この口調は、
ただならぬこと。
よほど肚に据えかねることがあるのでしょう。
「冒険が好き」というのが、
キーワードに聞こえて仕方ありません。
もしや、飼い主さんが冒険好きなのに、
冒険できてなくて、このコが家出することで
知らせてくれてるのかしら?
こんなことをセッション前に
準備をしながら感じました。
オンラインでのセッションが始まってすぐ、
うまくzoomがつながらず、
何度か入り直しても不調。
きっと、飼い主さんが緊張されているためと察し、
セッションは、しっかりとグラウンディングを
していただくことから始まりました。
そうしたら、最後まで切れずに無事でした。
パソコン、スマホなど、インターネットにつながる
電子機器は、持ち主の意識とつながっていますから、
デバイスをあれこれ調整してもうまくいかないときは、
自分の意識をしっかりと地につなげた方が早いですよ。
セッションの初めからこの状況を引き起こすということは、
良くも悪くも、飼い主さんの意識の具現化がお上手ということ。
もしかしたら、あなたも、
思い当たることがあるかもしれないですね。
うれしいような、めんどくさいようなね。
それで、「冒険好き」のキーワードを手掛かりに、
飼い主さんとのお話を始めました。
そうしたら、やはり、ビンゴ!でした。
冒険好きの魂を持っているのに、
思考で、「もういい加減落ち着かなきゃ!」とか、
「周りに迷惑かけちゃうし」とか、
いろんな想いで、自分のキラメキを封印しておられました。
封印する原因は、「お母さんを心配させちゃダメ!」
というマインドでした。
その観点からも、お話をお聞きしていくと、
母子の依存関係がテーマに上がってきました。
猫さんが家出するなんて、急に起きないですから、
その前に、自立のチャンスを逸してきているのでは?
との問いかけに、これまたビンゴでした。
「親離れ」、「子離れ」がテーマの方は、
非常に多いです。
人の発達過程で、思春期の反抗期がありますが、
この反抗期は、とても大切な通過儀礼です。
子にとっては、自分の人生を自分の責任で歩み始めるときですし、
親にとっては、もう子を一人の人間として信頼して、
その子の人生に踏み込まない、つまりは、
過干渉や過保護を手放すための関所なわけです。
でも、この時期を逸してずっと
お子ちゃまなままの母子関係を継続するというケースが
日本では非常に多いですね。
子は、親の言う通りに従っておけば、
親は、ご機嫌いいですから。
自分軸を放棄して、
親軸を選択することになります。
自分迷子の始まりですね。
失敗をしながらアイデンティティを
確立していく機会を逸してしまいます。
親は、失敗して傷つく子供を見る耐性がないために、
失敗させないようにする。
親は、とりあえず、目の前の出来事は
平穏に見えますから、
自分の心の波風を感じずに済んで、安泰です。
結局、子の人生に過干渉、過保護に接して
親は、思い通りで安心かもしれませんが、
その親の安心を担保するために
子の心の器は、どんどん弱くなります。
ちょっとしたことで心が折れる。
ストレス耐性が弱いままになってしまいます。
でも、親が、この沼にハマっていることに気づくのは、
ずい分と後のことです。
場合によっては、ハマっていることに
気づかずに、今世を終わるかも。
親子ともに、自立の機会を一生
逃してしまったことになるかもしれないですよね。
自分の人生に立ち入ってくる人は、
親と言えども「NO!」を言う必要があります。
母性が強く、母性を発揮すると、
「いい人」という評価を受けやすい日本では
「親に反抗するなんて、なんて親不孝者だ」
と見られがちですが、そうではありません。
互いに自立しながら、関わり合うのが
健全な関係です。
それは、親子だけでなく、
夫婦や知人など、あらゆる人間関係において。
そして、ペットさんとの関係においてもね。
ペットさんの場合は、精神的に依存が起こりやすいです。
それが原因で、ペットさんが問題行動や病気などを
こじらせているケースは、非常に多いものです。
わたしも、愛犬との依存関係に気づき、
それを手放したら、病気がスパッと治っちゃったわけですから、
互いにある程度、心の境界線を引くことは、必要と感じます。
さて、今回のセッションでも、
母子関係の不健全性について、
ずい分とお話をさせていただきましたが、
聞けば聞くほど、心理学の教科書に載っている
モデルケースのようなことが、次々と明るみになってきました。
そのうちの一つを紹介しましょう。
「二重拘束(ダブルバインド)」というワードを
聞いたことはありますか?
例えば、こんなケースです。
これは、実際に、わたしが、飲食店で出くわした
お母さんと小学生の息子さんの例です。
そのお店は、カフェテリア方式で、
好きなお料理をテーブルに運んできて
いただく形式をとっているお店でした。
お母さんは、息子さんにこう言います。
「好きなものを、取ってらっしゃい」
息子さんが、自分で選んだお料理をテーブルに
持ってきて、ひとりで食べ始めました。
後から、席に戻ってきたお母さんが、
息子さんが食べているものを見て
「なんで、そんなの食べてるの?」
と言いました。
息子さんが、何を召し上がっていたか、
わたしの記憶は定かではありませんが、
明らかに、お母さんが気に入らない一皿だったのでしょう。
そこで、息子さんは言い返します。
「だって、好きなもの、
食べていいって言ったじゃん!」
そうだ! がんばれ!!
と、わたしは隣のテーブルから無言で
エールを送っていました(笑)
これが、二重拘束です。
好きなものを食べていいって言ったのに、
好きなものを食べたら、それを否定されたわけです。
子どもにすれば、
「だったら、どうすればいいだんよ!」
というハナシです。
お母さんは、そういわれて、
バツが悪かったのか、すごい剣幕で
その子のことを、なじり始めました。
お母さん自信が、すごくストレスを
抱えておられる状態だと、お見受けしました。
わたしの幼少期も、こんなふうでしたね。
少年よ! がんばれ~~~
自分の好きなものを食べるんだよ!!
きっと、なにを選んでも、
同じことを言われるだろうから。
自分の領域に、他人を立ち入らせない!
「自分」を強くつくり上げていけるから
ふぁいと~~~
きっと心の器は強くなるよ!
いつか、それがわかった時に、
母に感謝出来るときがくる。
神様が与えてくださった修行の時間だよ。
オバちゃんは、こうしてキミを応援するよ~~
こんなことがあったのは、
もう6~7年前のことでしょうかね~
でも、あまりにも美しい二重拘束の事例を
目の当たりにしたので、ハッキリと記憶にあるんです。
セッションでは、
猫さんの「冒険が好き」というワードから、
「自立」の課題が浮き彫りになりました。
この課題を解くにあたって、
やはり方程式を知っておかれるといいなと思いました。
人生の課題は、回避して後回しにすればするほど、
借金の利息が増えていくようなものです。
これは、宇宙法則だから免れない。
今世では、うまくやり過ごしても、
来世にツケはやってきます。
不完了事は、できるだけ少ない方がいい。
軽い方がいいのです。
セッションの最後には、やさぐれ具合も解消して、
まるで、飼い主さんを諭すような口調に変わっていました。
飼い主さんに、たくさんの気づきがあったからでしょうね。
「自立」について、
ご兄弟でお話になっていた翌日に
家出されたそうですから、
もうわかりやす過ぎますね。
猫さん、体を張って、
いい仕事してくれます。
飼い主さんが、課題にしっかり向き合えたなら、
猫さんのご帰宅も叶うでしょう。
課題を解く方程式が
セルフラブメソッド。
この方程式は、魂に刻まれますから、
来世、以降も有効活用できますよ。
ぜひとも、猫さんが
「帰ってやるにゃ~」と
合格を出してくれますように!
宿題を代行はできませんが、
参考書代わりにはなれますので、
ご活用くださいね。
◆セルフラブメソッド30日無料メールワーク・プログラム
https://24auto.biz/dear-mum-rico/registp/entryform53.htm
過去記事も読めます
