そのコの気質を知っていますか?

持って生まれた気質。

それは、生涯変える

ことができないもの。

私たち人間にも、

そして、ペットさんにも

気質はあります。

あなたは、ご自分の気質を

ご存知でしょうか?

また、大切なおコさんの

気質を把握して

いらっしゃいますか?

そのコの気質を知らないまま、

そのコに接していることが、

お悩み事の原因かもしれませんよ~

これまで多くのコとお話をさせて

いただいてきましたが、

こんなケースがありました。

そもそも、お家の中で

人に飼われたくない猫さん。

人は、良かれとそのコを

保護し、里親さんのところへ

譲渡されたけれど、

あっという間に脱走…

「探してほしい」

というご依頼でしたが、

そのコに電話が、

うまくつながりません!

コンタクトを取ろうと

すればするほど、

そのコの存在が

遠ざかっていきます。

そのコから漂ってくるのは、

こんな気持ち。

「放っておいてほしい」

「人の世話になるなんて、

とんでもない!」

外の環境が過酷だろうが、

そこで生き抜くのが、

そのコのプライド。

「潔くてカッコいい!!」

とさえ思いました。

家猫さんになる気質では

なかったということです。

ワンちゃんにもありますよ~

ワンちゃんの場合は、

その犬種の特性が

際立っているコが、

分かりやすい事例でしょうか…

イヌは、そもそも、人の暮らしに

利用しやすいように

改良されてきた歴史があります。

現代では、伴侶動物として

ブリーディングされることが

多いワンちゃんではありますが、

それでも、その犬種特有の気質を

示すコも中にはいます。

ご相談で多いのが、

生粋の猟犬や牧羊犬タイプのコです。

ものすごく運動量を要したり、

勇敢な気質のコたちです。

羊を追う仕事をしていれば、

運動量も満たされるだろうに・・・

狩猟犬としてなら、

その気性の荒さも

必要とされただろうに・・・

けれど、ペットとされたことで、

その気質がうまく活かされない。

それどころか、

不都合になってしまう。

こんなケースもあります。

適材適所は、

人も動物も同じです。

そして、

「三つ子の魂百まで」は、

ワンコにも当てはまります。

だから、早めに気質を見極めて、

そのコに見合った教え方を

してやっていただきたいのです。

先日、日本犬で、

酷く咬むワンちゃんを

拝見しました。

飼い主さんは、とても愛情を

注いでいらっしゃいましたが、

大怪我も経験されていて

なかなか思うように接することが難しい。

ジレンマですよね。

ワンちゃんも、飼い主さんも、

双方がストレスだと思います。

わたしが感じたのは、

そのコは、三重苦。

元の飼い主さんのところで、

6年間過ごしている間、

きっと気質に見合った教育を

受けられなかったのでしょうね。

そこで、本来の気質が、

より強化されてしまった

ように感じました。

それを抑制するために

手を上げられていたかもしれません。

だとすると、余計に、咬み付きは

強化されてしまいます。

それが理由かどうかは、

わかりませんが、

骨格が歪んでいるようにも

感じました。

ドッグマッサージを

受けさせてやりたい…

でも、今の状況では、

難しい・・・

気質×虐待×不調

この三重苦なんじゃないかしら…?

今の飼い主さん、とても気苦労が

多いことでしょう。

「そんなコをペットとして

迎えること自体、

もう間違ってる!」

そんなふうに一刀両断

してしまうのは、

あまりにも端的。

それでも、そのコが、

そのお宅にやってきた意味は

あるのですから。

そんな気質や特性を持ったコが、

やって来た理由を

飼い主さんは受け止めて

いらっしゃいました。

だからでしょうね、

これまで、まるで通じなかったことが、

ちゃんとそのコに話が通じて、

お困り行動に変化が

現れたのですって。

愛のチカラって、

素晴らしいですね。

話せば通じる。

心と心の対話、

アニマルコミュニケーション。

そのコからのメッセージを

素直に受け取られた

飼い主さんの大きな愛に

感動しました。

実は、そのコとわたしが

アニマルコミュニケーションしたとき、

すごい勢いで走ってきて、

思い切り飛びついてきました。

画面いっぱいに、ワンコの口。

つまり、思い切り

咬み付いてきたのです。

そのコの体を、そのまま受け止めて

抱きしめて、伝えました。

「それでも、りこちゃんは、

アナタを愛するよ」

何度も、何度も、

ずっとずっと伝える続けました。

そのコと込み入った話なんて、

何もしていません。

ただ、ありのままのそのコを

全身で受け止めただけ。

そのコは、愛を確かめに

飛びついてきたと感じたから。

そのコは、ありのままを

生きているだけです。

飼い主を懲らしめてやろう

そんな思いで咬んで

いるわけではありません。

こういったコは、

本当に心に裏がありません。

ただただ純真です。

だからこそ、

飼い主さんとうまく

暮らせるといいな

と思います。

そのコの気質の見極め、

間違っていませんか?

◆新講座
アニマルコミュンケーションhug★
https://www.forestpub.co.jp/author/okochi/lp/animal/hanaseru/